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アメリカで急成長のFCチェーン、
女性専門フィットネスクラブ「カーブス(Curves)」


加盟店インタビュー
「不健康な人が健康になるのを見るのは非常にやりがいがある」

 カーブスでは、加盟店の半数が複数店を経営しているというが、南カリフォルニアで4店のカーブスを経営するシャーリーン・コールマンさんもそんな一人だ。

 2001年、会員としてロングビーチにあるカーブスに加入したところ、その心地よさが気に入って、加入後3ヶ月で加盟を決めたという。契約や店舗探しなどを終え、1年後の2002年に1店目をサイプレスにオープンした。1週間で200人の会員が集まったという。

 そこで半年後には2店目をオープンし、加盟2年以内に計4店をオープンした。各店ともオープン後まもなく黒字転換したという。

 店舗の平均面積は約185平方メートル。本部では90〜140平方メートルを推奨しているというから、少し大きめだ。会員数は4店で計3000人、最大の1号店の会員数は1300人だ。

 もちろん、チラシやウエブサイトなどで宣伝はするが、「女性は女性のいうことなら聞くんですよ」とクチコミの効果を強調する。

 会員は、店によって差はあるが、主な年齢は26〜55歳で、職業は医者や弁護士から会社員や主婦までさまざまだ。「共通しているのは、忙しくて時間がない」という点。

 「カーブスは、そういう女性たちに手軽に運動ができ、かつ仲良くできる場を与えているんです」とコールマンさんは言う。女性専用のフィットネスクラブは昔から存在した。しかし、「あれはあくまでもジム。男性が使うマシンと同じマシンで、時間も30分なんかではとてもこなせない」

 「25年間、運動をしてこなかったような人たちが楽しく運動、健康増進ができるような場が必要なんです」というコールマンさんは、常に会員が楽しく運動、健康増進ができるような環境づくりを欠かさない。柱に日変わりクイズを張ったり、運動しながらゲームをしたり、減量コンテスト、オークション、チャリティなど常にイベントを催している。「ここは、いわば小さなコミュニティで、皆、ここに来るのが大好きなんです」 

 コールマンさんはカーブス経営の魅力をこう語る。「非常にやりがいがあるんです--不健康だった人が健康になっていくのを見るのは。コレステロールが290から180に下がったとか、骨密度が3倍になったとか、50キロ減量して、女性たちが自信をつけていくのを見るのがうれしくてたまらないんです」

 彼女が現在、力を入れているのは講師の訓練を欠かさないこと、そして、健康・フィットネス業界について常に最新の情報を収集することだという。

 「これ以上、店舗を増やすつもりはない」というコールマンさんだが、今後、大学で健康・フィットネスを勉強したいという。「最新の情報を会員に伝えたい」というのがその狙いだ。
コールマンさんが経営するカーブスでは、子供の運動も促進しており、会員の娘は会費に10ドル追加で家族会員の資格が得られる。

有元美津世/ベンチャーリンク 「B Style」13号掲載


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