米国発
21世紀の有望ニュービジネス −3−
航空旅行客向け荷物運搬サービス −CAPS
空港でのチェックインで、重いスーツケースやカバンを持って長時間並ばされるのは苦痛である。飛行機が人々の足となっているアメリカでは、この苦痛を解消する航空旅行客向け荷物運搬サービスが登場している。
サーティファイド・エアライン・パッセンジャーサービス(CAPS)のサービスを利用すれば、旅行客はホテルやレンタカーのカウンターなどで、荷物を飛行機用にチェックインでき、その後は手ぶらで空港へ向かうことができる。搭乗券や飛行機の座席指定もCAPSで受けられる。料金一人6ドルだ。事前にインターネットで予約をすることもできる。
CAPSは、FAA(連邦航空局)から空港外でチェックイン作業を許可されている唯一の業者であり、同社の従業員は航空会社社員と同様の審査や研修を受け、施設はFAAの安全規則などを遵守しているかどうか、毎週監査を受ける。
CAPSは、現在、ラスベガスの12のホテルとレンタカー会社で営業しているが、今年、シカゴやロサンジェルスにもオープンする予定だ。他の都市では、空港までの距離に合わせ、料金は10〜12ドルになる。来年以降はさらに全米11都市に拡大する予定である。
有元美津世/ダイヤモンド社「しんきん経営情報」誌 2001年8月号掲載
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