Tech CoastはSilicon Valleyのライバルになり得るか? |
今、南カリフォルニアは、サンタバーバラからサンディエゴまでの一帯をシリコンバレー, シリコンアレーにつぐハイテク地帯にしようという動きで盛り上がっている。この動きの中心であるオレンジ郡ビジネス審議会と新設のTech Coast Allianceでは、広大な範囲に散らばる多様な19000のハイテク企業を団結させるべく、優秀な技術者および投資資金の確保、業界にこだわらない地域企業のコミュニティの構築を進めている。
南カリフォルニアの長所としては、基地縮小により優秀な技術者が豊富、天候に恵まれている(物流問題がない)、ハリウッドの映画会社からのインターネットやデジタルテレビへの投資が多い、アジアや南米との絆が深い、などがあげられる。しかし短所として、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家の不足、シリコンバレーのような官民学の協力体制の欠如、南カリフォルニア住民はいい加減という偏見、治安や地震・火事などの自然災害に対する不安などが指摘されている。
シリコンアレーにはロータスやDEC、シリコンバレーにはインテルやヒュ−レットパッカードなどのスーパーカンパニーの存在がある。Tech Coastにはどのようなスーパーカンパニーが出現し、発展に火がつくのだろうか?
(鈴木)
Revised 4/27/99 web2@getglobal.com