インターネットを使った上手な旅行計画
気軽に行けるようになった海外旅行。毎年2−3回、仕事や余暇で海外に行く人も少なくないのではないだろうか?日本では海外旅行は国内旅行よりも安く、格安ツアー旅行が溢れている。確かにツアー旅行はホテルも込みで安いが、たいていのツアーが同じような場所を組みこんでいるので、2度3度、参加するのはためらってしまう。自分で旅行の手配をする人のために、便利で経費削減ができるサイトを紹介しよう。
手っ取り早くある程度の価格で予約をしたい人には
Travelocity
(www.travelocity.com)
旅行予約の総合サイトで、飛行機、ホテル、レンタカーの予約はもちろん、主要都市の観光ガイドやマップも手に入れられる。「格安航空券では希望の席が得られないのでは」といった心配もご無用。座席は予約時にオンラインで自分で選択できるので、家族で参加しても離れ離れに座らなければならないといったことはない。クレジットカードで購入すれば、予約番号や電子航空券番号を控えるだけで、eチケットで予約が完了できる。
航空券の予約は24時間保留できるが、24時間の保留期間が切れ、再度、同じルートで予約する場合、運賃が上がってしまうのでご注意を。
イベント時でもホテルを安く確保したい人には
Hotel Reservation
Systems (www.hoteldiscounts.com)
ニューヨークやラスベガスなど、イベント日と重なってホテルが満杯で旅行先を変更させられたことはないだろうか?このサイトでは、空室のあるホテルの料金、ホテルのグレード等を表にしてあり、とても見やすい。クレジットカードで予約すれば、予約番号を控えるだけでOK。ホテルに直接電話して「400ドルのセミスイートしか空いていない」と言われても、このサイトではちゃんとスタンダートルームが109ドルで紹介されている。宿泊日が近いほど安くなる仕組みだ。
超人気のミュージカルをどうしても見たい人には
Broadway
Theater (www.broadwaytheater.com)
「ブロードウェイでオペラ座の怪人を見たい!」と思っても、チケットは半年先まで完売…当日半額券販売のTKTSで並んでも、手に入ることはまずない。そうしたときに、ほしいチケットを探してきてくれるのがこのサイト。手数料など25%が上乗せされるが、劇場の座席表がオンラインで見られ、可能な限り希望の場所を選べる。ただし、各チケット取扱店から探してくるため、平均12時間、最長36時間と時間がかかる。結果は電子メールで連絡をくれ、当日、予約番号を劇場の窓口で提示する。ダフ屋に比べれば安いものである。
予算が限られた人には
Coolsavings.com
(www.coolsavings.com)
このサイトでは各種割引クーポンを提供。「旅行者にクーポン?」と思われるかもしれないが、ここではレンタカー会社数社のクーポンが手に入る。クーポンは印刷する必要がなく、クーポンの番号を控えて、直接レンタカー会社のサイトに飛ぶだけ。先に紹介したTravelocity.comよりも安くなる場合が多い。ただし、予約の取り消しをすると、次回利用時の基本料金が高くなるのでご注意。最初に39ドルの車も、2回キャンセルすると3回目は56ドルになる。一度決めたら変更しない人向きである。
今回紹介したサイトは、私が実際に予約または購入して利用したたものばかりである。全社、予約の確認は電子メールで通知され、チケットの配達もないので、日本からでも予約、購入ができ便利だ。ただし、日本からアメリカまでの航空券は、既存の格安航空券取扱店の方が安い。
(田村)
オークションでクルーズ旅行をゲット!
オンラインオークションのパイオニア、Onsaleでは、コンピューター製品だけでなく、パッケージ旅行も販売している。OnsaleはBtoC(企業―個人間)オークションなので、クルーズ会社などが直接販売。航空券、ホテル、クルーズなどは期限の決まった、いわば「生物」商品。オンラインオークションは在庫処分のための新たな販売チャネルとして活用されている。
タヒチ、イベリア、エーゲ海クルーズなど、毎日、さまざまなクルーズ旅行がオークションにかけられる。価格は定価の半額以下。私は、正価一人1500ドルの11日間のトルコ・ギリシャクルーズを2人分1349ドルで落札。アテネとイスタンブールのホテルが2泊ずつ、ギリシャの島々をめぐる5日間のクルーズ、ニューヨークからの航空運賃込みである。
オークションは、毎日太平洋標準時間の1時から開始され、翌日の12時半に終了。毎日、12時25分頃から、激しい入札合戦が繰り広げられる。最後の5分間に入札があると、時間が延長されるため、ほとんどのオークションは1時ごろまで続けられる。
毎日、同じ旅行パッケージが少しずつオークションにかけられるのだが、在庫がどれだけ残っているのかはわからない。「今日が最後かも…」という緊張感で入札するのだが、私が落札した次の日には、まったく同じパッケージが100ドル安く落札され、悔しい思いをした。これもオークションの醍醐味か…
(有元)
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