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英語のプレスリリース、どこに送ればいいの?(3)

複数のメディアにリリースを送ってくれるサービス

 前回2回に分けて、自分で直接プレスリリースを送付できるよう、ターゲットのメディアを選択してメディアリストを作成するためのツールを紹介しましたが、一度に複数のメディアにニュースを配信してくれる配信サービスを利用する手もあります。 こうすれば、各新聞社やテレビ局にそれぞれプレスリリースを送る手間が省けます。また配信サービスはすでにメディアとの関係を築いているので、取り上げてもらいやすいという利点もあります。

 有名な配信サービスには、ビジネスワイヤ
http://www.businesswire.com)やPRニュースワイヤ(http://www.prnewswire.com)があります。 プレスリリースを3000以上の地域、国、国際レベルのメディアに電子的に配信する国際メディア関係ワイヤサービス、ビジネスワイヤでは、アメリカ国内であれば、西海岸、ニューイングランド地方などと地域および州、また業界や民族グループを指定することも可能です。 料金は、全米のメディアに配信の場合、400語までが525ドル。サービスの利用には、年間会費100ドルが必要です。

 ビジネスワイヤ、PRニュースワイヤともに、プレスリリースをそれぞれのウエブサイトでアーカイブし(※)、検索、閲覧できるようになっています。
(※編集部注:アーカイブ=大量のファイルをまとめて保管すること、保管してある場所)

 こうした有名配信サービスの料金は高めですが、スモールビジネスでも手の届くサービスをオンラインで提供している会社はたくさんありますので、下記に一部紹介しておきます。
下記の多くが、プレスリリース作成サービスも行なっていますので、「英語のプレスリリースなんて自分で書けない」という方にはお勧めです。

・PRウエブ http://www.prweb.com
無料でオンライン業界別リストにプレスリリースを掲載できる。オンライン自動プレスリリース作成ツールも搭載。

・Web Site Garage
 http://register-it.netscape.com/O=register/pr/index.html
プレスリリースを送付すると、メディアに受け入れられる形にファーマットし、選択した業界のメディアとシリコンバレーの新聞社やテレビ局に送付。ビジネスワイヤのウエブサイトにも掲載。料金99.99ドル。プレスリリースも書いてもらう場合は299.99ドル。

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Revised 8/25/99