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外資系企業の面接の受け方

買い手のニーズに焦点をあてること

 自分という“商品”を売り込むには、自分のニーズではなく、買い手のニーズに焦点をあて、それにあわせて自分を位置づける必要があります。面接で相手企業がいちばん知りたいのは、「なぜあなたを採用すべきか」--「この仕事ができるか」(能力)、「この仕事をする気があるか」(意欲)、「職場にフィットするか」(社風への適合性)ということです。

面接の準備として、
 1)まず自分の長所短所を見極める。自分から短所を述べることはありませんが、相手から質問されたときの対処法を準備しておきます、
 2)相手企業のニーズ、応募する職に求められているものを見極める(そのためには事前にできるだけの調査が必要)、
 3)それを自分がいかに満たせるかを具体的に伝えられるよう、実例を用意する、
 4)新製品、取引先、研修制度、労働条件など、面接官への質問を用意します。

プロフェッショナリズムが要求される

 アメリカ企業だからといってカジュアルな格好でいいと勘違いをしている人がときどきいますが、とくに金融機関などは地味目のスーツが無難でしょう。やはりアメリカ企業ではラフな物腰でいいと誤解をしている人もいますが、アメリカ企業では日本企業よりはるかにプロフェッショナリズムが要求されます。幼稚なしゃべり方や自信なさげな態度では、プロフェッショナルと見なしてもらえません。とくに女性の場合、高い裏声、はにかんだ態度、笑うときに手で口をおおう仕草はマイナスです。
英語で面接を受ける場合、発音が悪くても、ゆっくりと落ち着いて話します。大事なのは意志の疎通であり、相手の言っていることがわからないときは、聞き直します。わからないまま放っておいて、後で話の流れがおかしくなるとそれこそ大変です。
前回お話したように、面接後は24時間以内に、担当者に礼状を送付します。あらゆる機会が自己PRのチャンスであることを忘れずに!

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Revised 2/8/99