ベンチャー グローバル 西海岸便り
 
HOME
GlobalLINKER
 
お問い合わせ お問い合わせ

サイト検索
 

「欲張りで懲りないアメリカ人」

ボタンまえがき ボタン目次 ボタン本を購入する

 


まえがき

 世界経済を巻き込んだアメリカ発の金融危機。その発端となった不動産バブル崩壊、サブプライムローン問題。その後も、アメリカでは、金融危機に関し、とんでもない事実が次々に暴露され、かつ政府による公的資金の無駄遣いが続けられている。
 アメリカのサブプライム問題や金融危機に関しては、日本でも多くの専門家や一般人がさまざまな分析を行い、行き過ぎた資本主義、米連邦政府の金利政策などが構造的、政策的要因として指摘されている。
 私はアメリカで複数の賃貸物件を所有し、自己管理しており、日本在住の日本人が知り得もしないようなアメリカ庶民と日々、接触している。彼らを通じてアメリカ庶民の生身の生活を目のあたりにするうちに、なぜアメリカでサブプライム問題が起こったのか、社会的、文化的背景が見えてきた。
 それは「身の丈以上の生活」「消費・借金中毒」「今、得すればいい、今が楽しければそれでいい」「悪いのは自分じゃない」「我慢はイヤ」などに特徴づけられる。こうしたアメリカ庶民の生活スタイル、考え方、価値観などからして、サブプライム問題は起こるべくして起こったといえるだろう。
 本書では、不動産投資家としての私のバブル体験を交えながら、不動産投資現場から見たサブプライムローンのからくりを検証するとともに、賃貸経営を通じて見た、サブプライム問題、金融危機を引き起こしたアメリカ人の思考体質を探りたいと思う。

BACK

HOMEお問い合わせベンチャーグローバル西海岸
1996-2005 (c) GlobalLINK All rights reserved