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今、アメリカのビジネス界を大きく揺るがせているのが巨額の粉飾決算が発覚した大手通信企業ワールドコムのスキャンダルと今後の行方だ。ワールドコムの顧客の多くは大企業だが、いつサービスが停止するかもしれない同社だけに、顧客企業は同社のサービスが停止する前に別のサービス提供会社を見つけて乗り換えようと懸命である。
しかし、顧客の多くはワールドコムと長期契約を交わしており、契約の中途解約には多額の罰金が課せられるという条件付きだ。違約金惜しさにワールドコムが突然サービスを停止した場合に発生するトラブル覚悟で契約を続行する企業もあると思われる。ワールドコムはインターネットトラフィックの40%を担っているというから、その混乱はエキサイト@ホームが倒産したときの騒ぎの比ではないだろう。
という私も、最近、インターネット関連でトラブル続きである。先日の金曜、使っているレンタルサーバ会社のメール転送ソフトに不具合が出て、3日間以上まったくメールを受信できないという事態が起こった。同社の技術者はイスラエルとアメリカに分散しており、週末ということもあって修復作業は月曜まで完了しなかった。
その月曜日には事務所で使っているT1ネットワークもダウンした。最後の手段であるダイヤルアップを使ってメールを送ろうとしたところ、なんとそのプロバイダのメールまでがその日は一日中ダウンしていた。これではまったく仕事にならない。しかし、こんなにトラブルが一度に発生するとは、磁気の影響か...。
それに加え、ここ2週間ほど自宅でCATVインターネットが使えず、ダイヤルアップに頼っている。どうも最近買ったケーブルモデムが原因のようだ。ダイヤルアップでは、ネットサーフィンなどする気にもならない。
今回、仕事はもちろんのこと、プライベートまで、インターネットがないとにっちもさっちも行かないほど、自分の生活がインターネットに依存していることを思い知らされた。インターネットが登場する前は、どうやって生活していたのか…。
有元美津世/東京新聞・中日新聞「アメリカ便り」2002年7月掲載
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