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不動産の購入にオンラインの住宅ローン会社、Eローンを利用した。ネット上で申込書に記入すると、リアルタイムで信用照会が行われ、事前審査の返事がもらえる。
担当者とのやりとりもすべてメールででき、不動産鑑定評価報告書もPDFファイルで送付されてくる。カリフォルニアでは不動産の売買にはエスクロー会社(取引が契約どおりに行われるのを確かめる第三者)が利用されるが、エスクロー会社への書類送付も、一般には宅配便が利用されるところを、オンラインでダウンロードする形だ。非常に無駄が多い(と私は考える)不動産売買のプロセスが、できるだけ効率化されている。
住宅購入のプロセスには一般に30〜45日間かかるのだが、現在、プロセスのどの段階におり、足りない必要書類は何かなど、その状況もオンラインで随時トラッキングができる。
アメリカでは住宅ローンは証券化され、二次市場で売買されるため、金利が毎日変動する。住宅ローンの種類や金利の選択(ローン締結前に固定できる)なども購入者がオンラインで行える。
住宅ローン会社とのやりとりでは、最終的に金利はどうなるのか、他の経費はいくらになるのかが不透明で辟易しているのだが(住宅ローン会社のあくどい手法が問題化しており、規制のための法制化が進められている)、それがオンラインですべて閲覧できるのだ。
顧客は、情報や選択権を与えられて購入プロセスに主体的に参加でき、価格にも納得して購入ができれば文句は言わないのである。
有元美津世/東京新聞・中日新聞「電脳人」2004年4月掲載
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