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アメリカでは、スパムを規制するCAN-SPAM法が1月1日から施行された。送信者はメールヘダーを偽造したり、身元を偽ったり、ウエブ上でメールアドレスを無断で収集したりするのを禁止している。さらにアダルト系メールはその旨、件名で明らかにすることが義務付けられた。違反者には最高600万ドルの罰金、最高5年の懲役が課せられる。
といっても、私の住むカリフォルニアでは以前からもっと厳格なスパム規制法があり、連邦法ができたところで大した効果は期待していなかった。が、まさかスパムが急増するとは思わなかった。1月にスパムの数が何倍にも増えたのだ。
カリフォルニア州法はオプトイン方式を採用し、相手の許可なしに商用メールを送りつけるのを禁止しているのに対し、連邦法では相手が断らない限り送ってもよいオプトアウト方式をベースにしている。つまり、上記のような偽造をしていないメールであれば、いくら送ってもよい、という連邦政府の“お墨付き”が与えられたわけだ。
これまで、さまざまなスパム対策を試してみたが、どれもあまり効果はなかった。仕方がないので、メールソフトのフィルターにかけてごみ箱行きにしたり、削除したりして対処してきたが、対処しきれない数になってきた。
数ヶ月前に、日本の知人から「海外からスパムが日に200通も届くようになったので、メールアドレスを変更します」というメールが届いた。私もいよいよメールアドレスを変更するしかないか...
有元美津世/東京新聞・中日新聞「電脳人」2004年2月掲載
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