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日本では、懸賞だけで家にこもって1年暮らすという電波少年のなすびが人気を呼んだ。アメリカでは、そのインターネット版、ドット・コム・ガイが話題を呼んでいる。
ドット・コム・ガイ(DCG)は、2000年1月1日より1年間、家から一歩も出ずにすべてをインターネットでまかない過ごすというものだ。その様子は、家中に取りつけられたカメラを通じ、1日24時間毎日www.dotcomguy.comで放映されている。
DCGは、1年ほど前からこの企画を暖めていたが、周りから「そんなことできるはずがない。できるというなら証明してみろ」と言われ、中学時代の友人とともに、資金を出し合い、ドット・コム・ガイ株式会社を設立。仕事も辞め、名前まで法的にドット・コム・ガイに変えてしまった。
今年元旦にからっぽの家に移り住んだDCGは、コンピューター、テレビ、衛星放送、携帯電話から、食料品、トイレットペーパー、食事、衣服、家具まですべてをオンラインで注文。
DCGは、毎日、ミーティング、TVや雑誌の取材、スポンサー主催のネットイベントをこなし、視聴者から届く電子メールに返信し、忙しい日々を送っている。家を出られないものの、お客を呼んでパーティーなどはしてもよく、土曜の夜には、生バンドを呼んでイベントが行なわれる。自宅でならばデートもOKだ。エクササイズ器具もスポンサーによって寄贈され、パーソナルトレーナーのもと、週に3回自宅で運動をしている。
DCGには給料が支払われ、給料は毎月倍増。1月は24ドル、2月は48ドル…12月には49,152ドル支払われ、年収はなんと98,280ドル。なすびのような悲壮感がないのは、このせいか。
有元美津世/東京新聞・中日新聞「電脳人」2000年5月20日号掲載
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