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ネットオタクのジムは「ドットコムストアが消えてしまう前にオンラインで買い貯めておかないと。こんな割引や無料配送が続くわけないんだから」と、オンラインでテクノロジー製品を買いまくっている。インターネットバブル崩壊後、それまでオンライン上で出回っていた破格割引、無料サービスが減っているのは確かだ。
昨年10月から12月にかけ、無料ISPが次々に倒産または閉鎖した。特にKマート、コスコ、スピーゲルなど既存大手企業に無料インターネット接続を提供していた無料ISP第2位のSpinwayの破産は大きな衝撃となった。
ネット書店のBarnesandnoble.comやHPでは10月にSpinwayを通じて、顧客向け無料接続サービスを開始したばかり。BlueLight.comを立ち上げ本格的にオンライン進出を図るKマートとしては、ホリデーシーズン真っ只中で520万人のユーザーのインターネットアクセスを断ち切るわけにはいかない。同社はSpinwayの知的資産と設備を買収し、とりあえずは無料インターネット接続サービスを続けている。しかし、ドットコムと違い、利益を重んじる既存企業では、永遠に無料サービスを続ける気はないようだ。
検索サービスのAltaVista、エキサイト、ライコスに無料ISPサービスを提供していた1stUp.comも店じまいをし、AltaVistaは300万人のユーザーへの無料サービスを中止した。
やはり、タダなどというムシのいい話が続くわけがなかったのだ。ネットバブルの崩壊とともに無料サービスも終焉を迎えている。
事態は小売業以外にも波及しており、こうした無料ISPにインターネット接続を販売していた卸売接続業者も倒産している。無料サービスを提供する業者と取引をするなら、先払いでもらわねば。
有元美津世/東京新聞・中日新聞「電脳人」2001年1月掲載
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