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アメリカのインターネットの日常生活への浸透はかなりのもので、最近は、たいていのことがオンラインでできるようになった。
買物の嫌いな私は、コンタクトレンズやクラッシックのコンサートのチケットから、航空券、クルーズ旅行、車や不動産に至るまで何でもオンラインで買う。航空券にしろコンサートにしろ、電話で申し込もうとすると、必ずと言っていいほど長い間待たされる。オンラインであれば、夜中だろうか早朝だろうが、好きなときに自分で予約ができるし、感じの悪い係員に気分を害されることもない。
最近では飛行機の座席も自分で選べるようになっている。
先日行ったエーゲ海クルーズ旅行は、オンラインオークションで購入した。企業―個人間オークションのオンセールでは、クルーズ会社などが直接販売している。航空券、ホテル、クルーズなどは期限の決まった、いわば「生物」商品。オンラインオークションは、在庫処分のための新たな販売チャネルとして活用されている。
同サイトでは、タヒチ、イベリア、エーゲ海クルーズなど、毎日、さまざまなクルーズ旅行がオークションにかけられる。価格は定価の半額以下。オークションは、毎日太平洋標準時間の1時から開始され、翌日の12時半に終了。毎日、12時25分頃から、激しい入札合戦が繰り広げられる。
毎日、同じ旅行パッケージが少しずつオークションにかけられるのだが、在庫がどれだけ残っているのかはわからない。「今日が最後かも…」という緊張感で入札するのだが、私が落札した次の日には、まったく同じパッケージが100ドル安く落札され、悔しい思いをした。これもオークションの醍醐味か…
有元美津世/東京新聞・中日新聞「電脳人」2000年1月20日号掲載
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